鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、宮城県塩竈市にある神社で、陸奥国の一宮で、全国にある塩竈神社(鹽竈神社、塩釜神社とも表記する)の総本社となっています。鹽竈神社別宮に塩土老翁神を主祭神として祀り、左宮に武甕槌神、右宮に経津主神を祭神として祀っている。
境内には、志波彦神社(しわひこじんじゃ)が遷座し、海や塩の神格化と考えられる塩土老翁神が奉られ、航海安全・交通安全の神徳がある。また、安産祈願の神でもある。現在は正式名称を志波彦神社鹽竈神社とし一つの法人となっている。
製塩法を伝えた神様が祀られているということで漁業や水産業に携わる人々が、商売繁盛や海上での安全を祈願して訪れます。他に勝負運や安産にもご利益があると評判で、ビジネスマンから妊婦さんまで幅広い層の人々が全国から訪れる神社です。
鹽竈神社のパワースポット・見どころ
七曲坂
七曲坂は鹽竈神社にある3つの参道のうち最も古い参道といわれています。いわゆる未舗装の「山道」のようになっており利用する人もほとんど見られないのですが、その昔、主祭神である塩土神が歩いたと伝えられる神聖な道です。ある意味塩竈神社随一のパワースポットといってもよい道です。
千賀の浦
画像に見える湾は現塩釜港で、この湾のことを『千賀の浦』(ちがのうら)と呼びます。志波彦神社前(鹽竈神社の境内にあるもうひとつの神社)からの眺めです。この千賀の浦からは松島、遠くに金華山を望むことができ、先人と同じような気持ちにさせてくれる絶景のスポット。平安時代の歌枕として数多く登場していて有名です。
御神徳
鹽竈神社の御祭神
鹽竈神社のご利益
勝負運や安産 など
安産祈願
塩椎神は安産信仰のつたわる神様で、塩椎神を主祭神としている塩竈神社でも安産守護のご利益があると信仰を集め多くの方が安産祈願に訪れます。
塩椎神と安産信仰の関係ははっきりと分かっていないのですが、一説によると塩椎神は穢れを清める塩の製塩を司る神様ですから「産後の穢れ」を清める意味が込められているのではないかとされています。
戌の日
一般的な安産祈願は5ヵ月目の戌の日にお祓いを済ませた腹帯(岩田帯)を巻く風習となっています。これは戌(犬)が多産・安産であることから、これにあやかろうという意味が込められています。また岩田帯は妊婦が腹部の保温や保護、胎児の位置を正常に保つのを目的とした腹巻きで、岩のようにたくましく、元気な子供が生まれるようにとの意味が込められています。岩田帯は自分で購入し持参することもできますし塩竈神社で安産祈願を受けると撤下品(祈祷料は8千円となります)として頂くこともできます。
また安産祈願の予約は不要で戌の日には30分に1回の割合で安産祈願のご祈祷が行われます。稲穂料は5千円ですが岩田帯を頂く場合は8千円となります。
以上色々とご紹介しましたが身重の体でわざわざ塩竈神社を訪れたはいいが手違いがあっては台無しです。安産祈願を受ける場合は事前に電話して直接確認することをおすすめします。
桜の名所
天然記念物の塩竈桜が薄紅色に境内を埋め尽くし、参拝者の目を楽しませます。4月下旬から5月上旬に見頃を迎え、茶会にライトアップにとイベントも楽しめます。
御神塩
全国に数ある塩竈神社あれど、鹽竈神社は塩の作り方を教えられた神様がいらっしゃる総本社です。是非、御神塩をお求めになってはいかがでしょう?きっと強力な浄化のパワーがあること間違いありません。この写真の「神塩守」はお料理にも使えます。
Info
参考URL | 志波彦神社・鹽竈神社 公式サイト |
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アクセス | 東北本線・常磐線岩沼駅からバスで10分(市民バス、徒歩40分) 仙台東部道路岩沼ICから車で18分 |
拝観時間 | 自由 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1−1 |
一覧 | 宮城県のパワースポット一覧 |
宮城県の旅行情報
グルメ
「牛タン」・「仙台ラーメン」・「フカヒレ」などが有名です。
観光地
「仙台うみの杜水族館」・「秋保大滝」・「瑞鳳殿」などが有名です。
お土産
「萩の月」・「笹かまぼこ」・「ずんだ餅」などが有名です。